今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」
この本を読んで、下記のようなことが感得出来たのが、良かった。
●小説は、捉えどころのない、変幻自在の存在であり、書き方、内容の定義は無い、いろんな実験を自由にできる。確かに短歌や俳句などの定型詩と比較すると小説の自由さが際立つ。このような観点を今までもっていなかったので、改めて小説というのは不思議だなあと感じた。
●特に事件の起きない小説があって良い、というのはびっくりした。逆に事件のない日常を描いただけで読者にあきずに読ませる筆力は必要だと思ったけど、小説を書くという行為のハードルは格段に低くなった。
●さらに、小説を書くのに、最初にストーリーを考えなくてよい、というのもびっくり。どうやらとにかく書き始めれば、あとは勝手に登場人物が動くらしい。この書き始めれば、「勝手に登場人物が動き出す」という発言は、他の作家、漫画家の文章でも読んだことがある。確かにブログを書くときは、書きたいコンセプトだけ頭にあり、勝手に指が動いて文章が出来上がる。多分それに近い感じなのではないだろうか。でも小説を書くのはやはり難しい。。。。と思う。